パブリックアフェアーズ(Public Affairs/PA)とは、企業や団体が事業や活動の目的を実現するために、公共的な領域のさまざまな関係者と戦略的に向き合い、事業と社会の双方にとってよりよい環境をつくっていく活動です。
向き合う関係者
パブリックアフェアーズで対象となるのは、政府や議会だけではありません。たとえば次のような関係者との関係を、戦略的に築いていきます。
- 規制・制度・許認可などに関わる行政機関や議会
- 地域の課題や連携事業に関わる自治体・地域社会
- 業界のルールや慣行に関わる業界団体・経済団体
- 社会課題に取り組むNPO・市民団体
- 研究者・有識者などのアカデミア
- 公共的なテーマを扱うメディアや、生活者・消費者
なぜ今、パブリックアフェアーズなのか
技術の進歩や社会の変化が加速するなかで、既存の制度が新しい事業を想定していない場面が増えています。同時に、企業や団体には社会的な責任や社会課題への貢献がこれまで以上に求められています。
制度の見直しや新しいルールづくりを、関係者の理解と納得を得ながら進めていくこと。それは一部の大企業だけの取り組みではなく、スタートアップや非営利団体を含むあらゆる組織にとって、事業を持続させるための重要な経営課題になりつつあります。
ひらく研究所の考え方
政策が公益にかなっていたかどうかは、多くの場合、時間が経ってから明らかになります。だから私たちは、いま「正しい」と断言することよりも、エビデンスによって確からしさを高め、後から検証できる形で議論を残すことを重視します。そして、政策を最終的に決めるのは特定の誰かではなく社会全体であるという前提に立ち、企業・団体もまた社会の一員として、ひらかれた場で根拠を示して提案する存在であるべきだと考えます。
ひらく研究所は、パブリックアフェアーズを「政策づくりのプロセスを、より多くの人にひらいていく営み」だと考えています。特定の利益を押し通すのではなく、エビデンスと公正な対話を通じて、事業と社会の双方にとって納得できる解決策を探ること。それが、私たちの大切にする姿勢です。
- エビデンス重視:データと事実に基づいて議論を組み立てます
- 透明性と公正さ:法令を遵守し、公正で開かれたプロセスを大切にします
- 社会的意義:事業の利益だけでなく、社会にとっての価値を問い続けます